【最速】SpringBootでHelloWorld!
細かい説明は抜きにして、SpringBootを使って最速でWebアプリケーションを作成する手順となります。
前提
最新のPleiades All in One Eclipseがインストールされていること
EclipseでSpringBootを利用する場合、これまではSTS(Spring Tool Suite)と呼ばれるプラグインを別途Eclipseへインストールする必要があリましたが、最新のEclipseでは既にインストール済みですので、STSが入っていない場合、プラグインだけ別途インストールするか、最新版のPleiades All in One Eclipseをインストールしてください。
SpringBootでHelloWorld本編
1.SpringBootプロジェクトの作成
Eclipseのファイルメニューから ファイル > 新規 > プロジェクト > Springスターター・プロジェクトを選択。
プロジェクトの名前を入力して「次へ」を押下。なお、プロジェクトの名前はここでは"HelloWorld"としていますが、なんでも構いません。
次にプロジェクトで利用するライブラリ群を指定します。本当に最低限であれば"Spring Web"だけで構いませんが、まず一緒に使うであろう"Thymeleaf"も選択しておきます。
ここではSpringスタータープロジェクトと呼ばれるプロジェクトの雛形を指定するのですが、デフォルトから変更する必要はありません。
これでプロジェクトの作成が完了しているはずです。
2.画面描画と処理に最低限必要となるファイルの作成
テンプレートファイルの作成
Eclipseのファイルメニューから ファイル > 新規 > その他 > HTMLファイルを選択。
最初に表示するテンプレートファイルのファイル名を指定します。ここで指定したファイル名は後続にも関係してくる為、できればキャプチャ通りに"index.html"としてください。
次に作成するHTMLファイルのテンプレートを選択するのですが、これはデフォルトのまま"HTML5″で構いません。なお、もし間違ってしまっても、次の作業で全文書き換えるので、やり直しする必要はありません。
ファイルが作成されたら、ファイルの中身を以下の通りに書き換えてください。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=UTF-8" />
<title>Hello World Input Page</title>
</head>
<body>
<form method="post" action="/result">
文字を入力してください<br>
<input type="text" name="inputvalue"/>
<input type="submit" value="送信" />
</form>
</body>
</html>
次に同じようにもう一つ別のテンプレートファイルを作成します。ここで指定するファイル名も"index.html"と同様に後続に影響してくる為、できればキャプチャ通りに"result.html"としてください。
ファイルが作成されたら、"result.html"もファイルの中身を以下の通りに書き換えてください。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=UTF-8" />
<title>Hello World Result Page</title>
</head>
<body>
入力した値が以下に表示されます
<p th:text="${message}"></p>
</body>
</html>
コントローラークラスの作成
今度はコントローラークラスを作成します。Eclipseのファイルメニューから ファイル > 新規 > クラス を選択。
以下のダイアログで適当にファイル名を指定します。

ファイルが作成されたら、ファイルの中身を以下の通りに書き換えます。
package com.example.demo;
import org.springframework.stereotype.Controller;
import org.springframework.web.bind.annotation.RequestMapping;
import org.springframework.web.bind.annotation.RequestMethod;
import org.springframework.web.bind.annotation.RequestParam;
import org.springframework.web.servlet.ModelAndView;
@Controller
public class HelloWorldController {
@RequestMapping(value="/", method=RequestMethod.GET)
public ModelAndView index(ModelAndView mv) {
mv.setViewName("index");
return mv;
}
@RequestMapping(value="/result", method=RequestMethod.POST)
public ModelAndView send(@RequestParam("inputvalue")String inputvalue, ModelAndView mv) {
mv.setViewName("result");
mv.addObject("message", inputvalue);
return mv;
}
}
これで一通りの作業は完了です。
3.アプリケーションの起動
右クリックでメニューを表示し 実行 > Spring Bootアプリケーション を押下します。

アプリケーションが起動したらブラウザからhttp://localhost:8080へアクセス。
以下の画面が表示されたら完了です!!!

なお、文字を入力して「送信」ボタンを押下すると

こんな感じで入力内容が表示されます。
Spring Bootがどのような仕組みで動いているかの説明はまた別の記事で記載しますので、ひとまず目的であるHello World表示は以上でおしまいです。